慶應SFCエキセントリック・リサーチ奨励制度
変人、求む。
エキセントリックな若手研究者(SFC学生)を発掘・奨励します。
(奨励賞金最大30万円)

2018年度募集開始
(9月30日〆切) ※SFC学生からのお問合せ・ご要望により、〆切を9月14日から変更・延長いたしました。

慶應義塾大学SFC研究所は、価値の判断や評価の難しい新しいものごとを独特の方法で追求する奇抜で異端な研究を「エキセントリック・リサーチ」と名付け、それを推進できる若手研究者を発掘・奨励する新しい制度「慶應SFCエキセントリック・リサーチ奨励制度」を発足しました。

本制度は、資金の提供者である佐藤崇弘氏(株式会社LITALICO創業者・元代表取締役CEO)からの寄付の趣旨を誠実に受け止め、教員等を交えてみんなでポジティブに面白がり、価値観を揺らがす新しい研究や研究者のあり方をSFCで見出していきます。

「エキセントリック・リサーチ」をみんなで面白がる

世の中には、なぜだか分からないけど、強く心を惹かれてしまう魅力的なものがあります。社会的には評価されていなくてまだ何の価値があるのか分からないけれど、ついつい夢中になって取り組んでしまうことがあります。そんな新しい領域の現象やテーマを独特な視点・感性・方法で追求し、「新しい何か」を明らかにしようとする研究を「エキセントリック・リサーチ」と名付けることにしました。

すでに本気でエキセントリック・リサーチに取り組んでいる若者・学生がいたとするならば、おそらくまわりから変人扱いされ、なかなか評価されずに凹んでいるかもしれません。そこで、そのような若手研究者(の卵)を発掘し、みんなで面白がり励まし合うことで、SFCにおける新しい研究や研究者のあり方を見出していきます。

対象者

① 「エキセントリック・リサーチ」に取り組む(取り組もうとする)SFCの大学院生(政策・メディア研究科および健康マネジメント研究科の修士課程および後期博士課程の学生)。

② 既に具体的な「エキセントリック・リサーチ」に取り組んでいる場合のみ、SFCの学部生(総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部)も応募可能。

※ 全員が①②いずれかを満たしている場合、チームでの応募も可能です。
※ 研究の分野・領域は不問です。

奨励内容

1.奨励賞金:一件に付き上限30万円

2.研究奨励ワークショップ:年2回(参加必須)

※最大10件程度に奨励賞金を授与します。一人につき一件のみ応募可能です。

研究奨励ワークショップ

授与された場合は、以下の2回のワークショップに必ず参加してください。

第一回:2018年10月25日(木)18時半~ @SFC

第二回:2019年3月(日時は授与者に直接連絡します)

ワークショップでは、単に教員が研究内容を批評するのではなく、どのようにすれば授与者や取り組むエキセントリック・リサーチが新しい価値をつくるものになるのか、みんなでお互いに面白がり励まし合います。

運営

本制度の運営は、慶應義塾大学SFC研究所ゆるいコミュニケーション・ラボが中心に行います。
ラボでは、異なる能力や立場、価値観が試行錯誤的に関わり合うことによって「新しい何か」をつくる創造的なコミュニケーションや新しい社会システムのあり方を研究しています。会社・学校・自治体・地域コミュニティなどのさまざまな人々・組織と一緒に実験的なプロジェクトやフィールドワークを行い、政策提案などを行っています。

運営委員会メンバー

小川 克彦 環境情報学部教授
ゆるいコミュニケーション・ラボ代表。
専門はヒューマンセンタードデザイン・コミュニケーションサービス・ネット社会論。
新しい価値を創る「場」を研究。
加藤 文俊 環境情報学部教授
専門はコミュニケーションデザイン、ファシリテーション論。
全国各地でその日、その場かぎりのカレーをつくる「カレーキャラバン」など、新しいフィールドワークに取り組む。
井庭 崇 総合政策学部教授
専門は創造実践学、パターン・ランゲージ、システム理論、 複雑系科学。
創造実践領域の研究を通じ、その理論構築や支援メディアの作成などを行う。
水野 大二郎 環境情報学部准教授
専門はファッションとインクルーシブデザイン、デザインリサーチなど。
デザインと社会の関係性を批評的に考察し架橋する多様なプロジェクトの企画・運営に携わる。
若新 雄純 政策・メディア研究科
特任准教授
専門は創造するコミュニケーション。
社会の「新しい何か」を模索する実験的プロジェクトを多数プロデュース。本制度のプロジェクトリーダーを務める。
小菅 慶一 SFC研究所所員
行政書士資格などをもち、ゆるいコミュニケーション・ラボの研究支援を行う。
本制度では運営委員会の事務局を担当。

研究奨励ワークショップでは、運営委員会のメンバーを中心としたSFCの教員・研究者などが集まり、授与者と一緒にみんなでエキセントリック・リサーチを面白がり、励まし合っていくポジティブな場をつくっていきます。

2018年度応募方法

応募様式

① 研究のサマリー(A4用紙1枚以内、形式は自由でPDFデータで提出)

② プロモーションビデオ(3分以内の研究を説明するPV動画、YouTubeに限定公開設定で投稿し、URLを申告)

上記2点を揃え応募してください。

応募のポイント

① 取り組んでいる研究における評価基準を応募者自身が自由に設定し、明記・表現してください。つまり、その研究がどんな新しい価値をつくろうとしているのか、既存の基準にとらわれずに自由に設定してください。数値化できない抽象的な概念(美味しい、色っぽい、など)でもかまいません。この自身での設定が、奨励された研究の後の評価基準になります。

② 提出するサマリーやビデオにおいては、その製作技術や表現手法そのものは問いません。なぜその領域やテーマに着目したのか、なぜ夢中になっているのか、何が魅力的で面白いのか、どのような新しい価値が生まれると考えているのかなどを説明してください。無骨でもかまいませんので、気合の入ったものを提出してください。

審査

SFC研究所ゆるいコミュニケーション・ラボ代表が委員長を務め、同ラボの教員および委員長の指名するものによって構成されるエキセントリック・リサーチ推進運営委員会によって審査を行います。

応募〆切は9月30日24時、
審査結果の発表は10月上旬を予定しています ※SFC学生からのお問合せ・ご要望により、〆切を9月14日から変更・延長いたしました。

※研究の報告と奨励賞金の用途について

研究の報告は、参加必須の研究奨励ワークショップ(第二回)にて行っていただきます。ただし、運営委員会より、ORFやその他学会・学術誌、イベント等での成果報告・発表を求める場合があります。

奨励賞金については、研究を充実させるために必要であると考えるものに対して、公序良俗に反しない範囲で自由に使えます。領収書の提出は必要ありませんが、何にいくら使って、研究がどのように進んだのかをワークショップ(第二回)で報告していただきますので、入手できる領収書等はワークショップ終了まで各自で保管しておいてください。

2018年度の募集は締め切りました

資金提供者について

本制度は、佐藤崇弘氏からの寄付金により運営されています。

佐藤崇弘氏プロフィール

株式会社SEKAISHA代表取締役 慶應義塾大学SFC研究所上席所員 株式会社LITALICO創業者(元代表取締役CEO) 1980年福島県生まれ。大学在学中、障害者施設の立ち上げや高齢者グループホームの事業化に成功し、新卒で長野県庁の課長級職員に抜擢され、24歳で県庁部長級職員を経験するという異色の経歴を持つ。
長野県庁を退庁後、2005年に就職困難者の就労支援を行う株式会社LITALICO(東証一部上場)を起業し、代表取締役に就任。
2009年に仙台市長選への出馬を機にLITALICO代表を退任、海外で医療ビジネスを展開し、現地法人に売却。エンジェル投資家として約15社のスタートアップ企業を支援し、映画などのエンターテーメントビジネスにも参画。
2018年より、子ども・若者の個々の才能や個性に根ざしたキャリア観と自己肯定感を育む私塾「SEKAI舎」を展開。

本制度に関するお問合せはコチラから 慶應SFCエキセントリック・リサーチ奨励制度運営委員会